一般皮膚科・小児皮膚科・自費診療
  • 一般皮膚科

皮膚疾患はすぐ治るものもありますが、治療に長くかかるものもあります。予防から治療まで、長期間でもしっかりお付き合いできるようにしていきます。自分の症状が皮膚科を受診すべきか迷うような時も、お気軽にお問い合わせください。

一般皮膚科で扱う代表的な疾患について

※ 上記疾患以外の診療も行っております。

じんましん
  • 特徴
  • 大小さまざまな赤いふくらみ、かゆい

「蚊に刺されたような」とよく例えられる、大小さまざまなやわらかくて赤い膨らみが突然現れ、強いかゆみを伴います。通常、1個の膨らみは数時間で消えますが、新しいものが次々出来、かゆみが半日から数日続く場合もあります。4〜6週間以上膨らみが繰り返し出たり引っ込んだりする症状を慢性じんましんと言い、抗アレルギー剤を継続して内服する必要があります。
食べ物や薬剤、寒冷・温熱、日光、疲れ、感染症など原因はさまざまです。じんましん=アレルギーと思う方が多いのですが、アレルギーの関与するじんましんはむしろ少なく、原因が特定できないことも多くあります。医師が必要と判断した場合には血液検査をお勧めすることもあります。

にきび(ざ瘡)
  • 特徴
  • 毛穴に生じるぶつぶつ

思春期のニキビは皮脂の分泌が多くなることによってできます。20歳代以降のニキビには、ホルモンバランスの乱れ、不規則な生活、月経前、便秘、乾燥肌など、さまざまな原因があります。
毛穴に角質がつまり皮脂がスムーズに排出されなくなり、さらに皮脂の分泌量が増え、毛穴がつまって初期のにきび、面ぽう(コメド)ができます。皮脂が好きなアクネ菌(にきび菌)は、面ぽうの中で増えます。増えすぎると炎症を起こし、赤いぶつぶつや膿がたまったぶつぶつとなります。強い炎症の後には凸凹したニキビ痕を残すことがあります。いったんできた凸凹をきれいに治すことは非常に難しいため、早めに皮膚科で治療を行うことが必要です。
パランスのとれた食事、良質な睡眠、正しい洗顔と保湿、便通など、日常生活の改善も重要です。

アトピー性皮膚炎
  • 特徴
  • かゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったり、繰り返し出る

かゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったり、繰り返し出る慢性の皮膚疾患です。遺伝的な肌質と、周りの環境による刺激によりアレルギー反応が起こり、発症します。乳幼児では、食べ物が原因となる場合もあります。
当院では、日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」に基づき、患者さん一人一人の状態に合わせた治療を行います。
1.ていねいなスキンケア 2. 外用剤による適切な治療 3. 外からの悪化させる刺激を取り除くこと
の3つが治療の柱となります。
特に外用剤(ぬり薬)の使用法は、塗る回数、場所、量、期間などを細かくご説明するよう心がけております。
2019年より、従来の治療をしっかり行ってもコントロールができない重症の方、従来の治療では副作用があり継続不可能な方を対象に、生物学的製剤デュピルマブ(デュピクセント)が使用できるようになりました(成人のみ)。患者さんの状況によっては投与できない方もおられます。ご希望の方は医師の診察を受けてください。

白癬(みずむし、たむしなど)

白癬菌(はくせんきん)というカビの一種に感染することでなります。足の皮膚や足の爪(みずむし)、頭(しらくも)、体(ぜにたむし)、股(いんきん)などに感染します。顕微鏡検査をしてカビを確認します。湿疹やかぶれ、細菌感染症を合併していることもあります。
治療は基本的には抗真菌薬の塗り薬ですが、爪や頭などでは内服薬が必要です。完治させるためには治療ももちろん大切ですが、患部を清潔にしムレないようにすることがとても大切です。

単純疱疹(口唇ヘルペス、性器ヘルペスなど)

単純疱疹とは単純ヘルペスウイルスによる感染症です。
全身のどこにでもできる可能性がありますが、とくにくちびるや陰部に生じることが多く、くちびるにできるものを口唇ヘルペス、陰部にできるものを性器ヘルペスといいます。口のまわりや陰部の皮膚や粘膜に、まず違和感やピリピリとした痛み、その後、赤い発疹、水ぶくれができます。その後、ジクジクやかさぶたができ、1週間くらいでよくなります。繰り返す頻度には個人差があり、数年に1回の方もいれば、毎月のようになる方もいます。
治療は症状に応じて、抗ウイルス薬の塗り薬または飲み薬を使用します。
しょっちゅう繰り返す性器ヘルペスでは、抗ウイルス薬の飲み薬を続けて飲むこともあります。

帯状疱疹

幼い時に感染した水ぼうそうウイルスが再び活性化し、神経に炎症をきたすと共に皮膚に水疱を生じる病気です。ピリピリした痛みが出て、その場所に赤い発疹や小さな水ぶくれができてきます。
治療が遅れると重症化したり、後遺症の痛みが長く残ってしまったりすることがあるため、1日でも早めの治療をお勧めします。ウイルスの増え方を抑える抗ウイルス薬を内服しますが、症状によっては規模の大きい病院での入院・点滴治療をお勧めすることがあります。
50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンを接種することができます。ワクチン接種により発症の確率を下げたり、もしくは重症化を防いだりします。ワクチン希望の方は、お電話でその旨をお伝えいただき予約をお願いいたします(web予約はできません)。

帯状疱疹ワクチン:8000円(税込)

タコ・ウオノメ

足の指や足裏の皮膚の角質が厚く固くなっている状態です。同じ部位に力が加わっていると、皮膚を守ろうとして角質が厚く固くなるため発症します。ウオノメは中央に芯ができ、歩くと痛みを伴います。痛いところをかばおうとして膝や腰を痛めることもあり、ケアが重要です。
原因となる刺激を避け、定期的に固くなった角質を削る処置を行います。

乾癬

白くかさつき境目のはっきりした赤い発疹が体の様々な場所に現れます。爪の変形や関節痛を伴うこともあります。
はっきりとした原因はまだわかっていませんが、乾癬になりやすい遺伝的な体質に、さまざまな環境要因(不規則な生活、食生活、ストレス、肥満、風邪などの感染症など)が加わり発症するといわれています。
乾癬はよくなったり悪くなったりをくり返して経過するため完治させるのは難しい疾患ですが、その患者さんに合った治療を続けることにより、症状のほとんどない状態で長く過ごすことが可能です。なるべく良い状態を保っていくことを目指しましょう。
ビタミンDやステロイドの外用が治療の基本ですが、難治な場合は内服薬も使用します。
最近では生物学的製剤(注射薬)が使用できるようになっています。乾癬の生物学的製剤の投与はできる病院が限られており、必要と判断した場合は規模の大きな病院をご紹介することもあります。

熱傷(やけど)

お湯や油などの熱の他に、化学薬品などが原因になることもあります。高い温度のお湯や油などが皮膚に接するとやけどになりますが、湯たんぽやホットカーペッドなどのそれほど高い温度でないものでも長い時間接することによりやけどになってしまいます(低温熱傷、低温やけど)。
赤みや腫れが発生し、その後水ぶくれが数日続きます。応急処置として、炎症が進まないようにするために水道水を出しっぱなしにして速やかに十分に冷やすことが大切です。経過とともに損傷された皮膚を修復するための傷の処置を行います。できるだけ瘢痕(はんこん)を残さないように、感染予防も大切です。
皮膚障害が深い場合やひどい感染をおこした場合には外科的治療(傷の悪いところを切除するなど)が必要になることもあります。顔や手足、外陰部など皮膚の薄い部位、神経が通っている部位にやけどをした場合、より規模の大きい病院をご紹介することがあります。

ウイルス性のいぼ

ウイルスが皮膚表面に感染することで生じます。手足にできることが多く、ウオノメやタコと区別が難しいこともあります。ウイルス性なので放っておくと数が増えたり、大きくなったりすることがあります。主な治療は液体窒素による冷凍療法で、この方法はウイルスに感染した細胞を直接破壊する作用に加え、ウイルスに対する免疫を活性化します。2〜3週間おきに繰り返します。
治りにくい場合にはサリチル酸ワセリン、ビタミンD3軟膏外用、ヨクイニン内服も併用します。